2009年03月27日

2009.3.26

blogphoto_a_285.gif

散歩道、やわらかな地面の一角がある。


桜と桜の大木の間、踏み込むと
ふわっと浅い雪に足を下ろした感じがする。

茂りすぎることはないが、

クローバーと芝と、それなりの草も自生する。


その一角を、いつもなんとなく気にして歩いた。


blogphoto_a_286.gif

blogphoto_a_287.gif


夏、そこは、数多の穴だらけになった。

セミ達が旅立ったのだ。


この一角に、どれだけのセミ達が
うずくまっているのだろう。


セミが地中に、五年くらいいるとして、

あの数多の穴で推測すると、

この大地は、セミ達のマンション風なのだ。


長い間、地中で生きるセミの幼虫を、

幼い頃から、孤高の幼虫と、

自分の生きた年月を数えては敬服してきた。

セミの一生を思うと、胸が苦しくなった。


だけど、ここは、なんとなく様子が違いそう。

地中深く、セミ達は寄り添って眠り、

第一期、第二期と、

共に静かに成虫へと変化して、

ある夜明け、

時のきたものたちは、

一斉に天を掘り当てる。


そういうの、いい。

(余談ですが、

わたしはわりとセミとぶつかります。

夏は平均、日に二回。

どちらに非があるのか、
第三者に尋ねてみたことはないけれど、

ぶつかると、セミ達は必ず、

ジーブツブツ

と文句を言いながら立ち去ります。

皆さんは、どうですか?)

blogphoto_a_288.gif

2009.3.25

blogphoto_a_282.gif

これくらいの季節になると思い出す。


あの日、海棠が咲き乱れていた。

温暖な気候風土と、海棠の花はよく似合っていた。


空気と湿度と太陽の飽和が、
かの大地を、あの咽せるピンクに染め上げたのだ。


あれはきっと、
天女の羽衣の色だ。


ほら、
海棠の下、輪になって、

くるくる くるくる

手をつないで、回っているよ。

blogphoto_a_283.gif

blogphoto_a_284.gif

2009年03月18日

2009.3.17

blogphoto_a_280.gif

気にいっているのは、

イチゴりんごジャム。


小粒のイチゴ13粒。
15粒だと、ちょっと多い。
小さめのりんごはひとつだけ。
とはいえ、あんまりこだわりはない。

りんごは細くイチョウ切り。

火にかける前に、砂糖をひとつまみほどまぶす。
おまじない的要素が強い。

土鍋クツクツ、
はちみつたっぷり、

グラグラであくとり、
あくとり楽しや。

気が済んだら、火をとめる。


りんごシャリシャリイチゴ色。
でも、イチゴジャムほど赤くない。

春の夕焼け、しゃくなげの色。
その、透明感の朱がいい。


出来たてを、チーズにのせて味見する。

邪道なイチゴとりんごの味がする。

blogphoto_a_281.gif

2009年03月16日

2009.3.15

blogphoto_a_279.gif

列車は、進行方向と後ろ向きに座るのがいい。


blogphoto_a_278.gif


線路沿いに、よく菜の花が咲いている。
その秘密が知りたいと思う。

わたしは、車窓から眺める菜の花が好きだ。


blogphoto_a_277.gif


「アブラナアブラナ」って、
呪文をつぶやく。

2009年03月15日

2009.3.14

松ぼっくりのカサが閉じた!


自転車のカゴに、
晴れた日に拾って集めた松ぼっくりが、

今日、すっかり閉じてしまった。


あっ!
と声にしてしまう衝撃。


チューリップとか、オオイヌノフグリとか、

花びらは薄かったり、
風にたなびいたり、
大地と繋がっていたり、

じゃないと、動かないような気がしていたのだ。


自然界にとって、
あの武骨な、松ぼっくりのカサはあまりに硬い。

一度、開ききったら、
大役を果たしたとばかりに、
もう、動かなくなる。

わたしは、そういうふうに、
松ぼっくりを意識していた。


2日降り続いた雨か、
ぐっと冷え込んだ空気によるのか、
曇天の暗き午後ゆえか…

原因はまだわからない。


明日、晴れたら、開くのだろうか。


松ぼっくりの閉じた様子は、

ヤドカリが、我が家に逃げ込む瞬間と似ていて、愛らしい。

blogphoto_a_276.gif

2009年03月08日

2009.3.6

blogphoto_a_275.gif

この時期に降り注ぐ、雨の音はいい。

雨の音、なのがいい。


寒明の雨、養花雨、
そう、もう啓蟄の雨なのだ。

この雨音で、確実に、何かが目を覚ます。


バサバサバサ
バサバサバサバサ
バサバサバサバサバサバサ


夜に響く。
雨の音以外何も聞かない。


そのうち、私は雨に沈んで、

意識はさらに底に沈んで、

底が宇宙の如く広がりだす時!

私は、羽のように軽くなった。


目眩
虹の中にいるよう気がする。

blogphoto_a_273.gif

午後雨があがり、
青空がでると、うっすりと光沢を帯びていて、
そこに、早春の底冷たさはなかった。


突風に目を瞑る。

瞬間
土と草と
抜け殻の匂いがした。

もうすぐかもしれない。


blogphoto_a_274.gif

Recent Entries

  1. 2009.3.26
  2. 2009.3.25
  3. 2009.3.17
  4. 2009.3.15
  5. 2009.3.14
  6. 2009.3.6