2008年01月27日
都会の街猫 part.11
都会のマチネコの見る夢は、
たとえばそれは、やむことのない木漏れ日のシャワー
旅ツバメの話だとね、
南イタリアのある島に、とびきりのやつがあるらしいんだ。
さわさわ ざわざわ
潮風が吹いても飛んでいかない、
ふうわり ふうわり
太陽が静かに降り積もっていく。
ゆーら ゆーら
木漏れ日は繊細に傾きを変えて、
キラキラ
星明かりも、また、格別な瞬きなんだって。
昔、木漏れ日が、ある詩人に恋をして、
その愛は永遠だったから、
今もたゆまず降り雪いでいるというわけ。
夢に見るのは、
真実の温もり
ひとつの愛
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