2005年02月10日

2005.2.10

雨上がりの木曜日、夜明け前に目覚めました。「ソノ時、雨ハヤンデイタ?」
知りません。知りません。

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群青色の空気にまだ芽を出さない白樺の幹が、やけに光っていたようでした。
香りもやはり群青色で、それはツーンと、脳天をつき抜けていったんです!
ああ!雨の香りに土の香りも混っていました。
こういう日は、曇天の朝が訪れます。
「曇天ノ朝ハ訪レタ?」
はい。はい。訪れました。
飛魚の腹のような丹生色の空が広がって、その空は、やけに光っていたようでした。
朝は人々が道を歩きます。たいてい行く先はいつも同じです。
朝は車が道を走ります。昼間は車よりせっかちにウインカーがチカチカします。
私はそれをじっと見ていました。
「ソレヲジット見テイタ?」
そうです。そうです。私はそれをじっとみていました。
私は朝の番人です。

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眠る子はかわいい。曇天の日はきっと失敗事をしてしまうんだから。
いつまでもゆっくりお眠りなさい。
小鳥達、やさしい声で鳴いてあげて。トンビ、子供が怖い夢を見るとかわいそうだから
朝は鳴かないであげて。
笹よそよいで!サヤサヤと健やかなる音色を奏でて、曇天の朝をあの風にのせて
運びましょう。

雨上がりの木曜日に、早咲きのレンゲ草がまだ凍えて咲いていました。
そばにはナズナも咲いていて、ヒヨコ草も新鮮な若葉をみせていました。
みんな、まだまだ寒いんだから風邪ひかないでね。

おはようございます。

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