2005年02月25日

2005.2.25

春のち雪、または・・・。
最近の季節はやりきれない。もうすぐそこに3月がいるのに今日はずっしり雪の白。
私は雪とは相性が悪い。子供の頃からそうなのだ。
何があった、というわけじゃないが、何となく嫌な思い出がありそうな気がする。
そもそも、私が育った土地はそんなにひどく雪は降らない。
にもかかわらず、「今日に限って」という日に雪はやってくるのだ。
白と黒のモノクロの世界。

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子供の頃はその雪が解け出す時に垣間みせる闇の世界が怖かった。
駅伝競走、不安定な視界、時に痛くぶつかってくる。
速く走れば走るほど、条件は不利になる。
じんわりと靴底から浸そうとしてくる。子供の頃のハイカットのピンクのコンバースもだいなしだ。
電信柱が人かげに見える。たすきを渡す子はもう家に帰ったかもしれない。
私は一層、真剣に走る足を速める。

今日は、昨晩積もった雪の名残が家々の屋根を等しくしていた。
道路にはすでにガスにまみれた土色の氷が規定なく渦くまっている。

金魚のジェシーが昨日の夜から様子が変なの。背泳ぎしてるの。
お腹はぷっくりふくらんで、空気がいっぱいつまってそう。だから裏返しになるの?
今朝になってもなおらない。ジェシーにごはんをあげました。ジェシーは
背泳ぎのまま、必死に食べようと試みるけど、背泳ぎではうまく食べれない。
私はストローで人口呼吸。ジェシカはそのたび、ヒラリと回転して、その
愛らしい赤をチラつかせるけど、だけど長くは続かない。遠くへ行ってしまうの?
寒中金魚、金魚は寒いのに強いって聞いたのに。お願い、
この雪の日には逝かないで!

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