2005年03月05日
2005.3.5
今日の朝は光。
眠れなかった夜の余韻を一人かすかに眩しいなと感じながら快くかみしめる。
こういう朝は寝床に未練はない。道はまだ濡れている。
明るくてサラッとした帽子をそろそろかぶりたい。
午前10時20分、クッキーと外に出た。
クッキーはまったなしに走り出す。その様子は森をかけ抜ける
うさぎのような足運びで、私はそれがわりと気に入っている。
また、用事のない長い散歩に出た。
ハナミズキの枝が少しふくらんできている。
思いがけない昨日の天気で梅のつぼみは花を前に落下してコロンと転がっている。
その姿は切なくもあり、凛ともしている。
落ちてなお美しい。私は拾わずにそのままにした。
そっちの方が似合っていると直感したからだ。
梅のつぼみ達はひなあられのような華やかさを魅めて転がっていた。
ある程度、ある時間、初めて行く道、知っている道歩いて回った。
赤信号。
横断歩道の後ろでゆっくり止まった。
背後に不図、視線を感じた。
振り返ってみると、真っ白な猫が渦くまってこっちを見ている。
・・・と思ったら昨日のなごり雪の固まりだった。
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- at 16:02
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