2006年03月15日
2006.3.15
6日前にマニキュア塗って、今、ちょうどいい感じに、私となじんできています。
私はこれくらいが気に入ってます。
あまりきちんとそろった爪は面白くない。というか、照れくさい。
指先が丸くなって切り絵みたいに無造作に剥げて、伸び出した新しい爪は、先のそれとはまた違った、
若い色合いで生えてきて…なんでもない、むしろ怠惰なこの現象が私を安心させてくれるのです。
この不揃いな爪は少女の記憶。ありったけの野の花摘んで、草色になってた指先の記録。
海水浴で砂遊びして、じゃりじゃりに、砂がつまった爪の記録。
どんぐり拾いはあまり汚れはしなかったけど、日が沈むまで夢中に拾って、帰りはいつも、
指が真っ赤にかじかんだ。本格的に寒くなると、私はいつでも手袋をしていて、なんとなく暖かくなる頃、
つくしのように指先の腹が薄くやぶれて顔をだした。
私は、あまり塗らないくせにマニキュアが好きです。しかも、誰かに塗ってもらうのが好きです。
自分で塗るのは、いつも上手く塗れないし(あんまり自分で塗ったことないから)、
なぜだかちょっと恥ずかしい。
それから、誤解されやすいけれど、始めからキレイに塗れてないのは大嫌い。
あくまで、爪と過ごした過程において、気付いたら剥げているのがいいんです。
だからといって、このマニキュア理念に深い信念があるわけでなく、
「そういえば、私はそうだなぁ」くらいの発見です。
だから、もし私をみかけてマニキュアが剥れていたとしても、
それは面倒臭いんじゃなくて、好んでそうしているのです。
って言ったら、ちょっといいわけみたいかな…
次は、サクラ貝色にしよう。
海岸は、今、ラメ入りサクラ貝が話題です。
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- at 16:49
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